心理学者
humanistic
positive
existential
behaviorism

イワン・パブロフ
古典的条件づけを発見したロシア・ソビエトの生理学者(1849-1936)。消化生理学で1904年にロシア人初のノーベル生理学・医学賞を受賞した後、犬の唾液実験から条件反射理論を構築し、20世紀行動主義

バラス・スキナー
アメリカの心理学者・行動分析学の創始者(1904-1990)。徹底的行動主義の立場から、行動を環境との随伴性で説明するオペラント条件づけを定式化し、スキナー箱とティーチングマシンを発明、『ウォールデン

エドワード・ソーンダイク
アメリカの教育心理学者(1874-1949)。コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジに半世紀在籍し、猫の問題箱実験で動物学習を計測科学にし、満足が結合を強める「効果の法則」を定式化した。教育心理学・教

エドワード・トールマン
アメリカの心理学者・新行動主義の代表 (1886-1959)。1932年『動物とヒトにおける目的的行動』で目的論的行動主義を打ち出し、刺激と反応の間に「媒介変数」を置いた。1948年論文「ラットと人間
cognitive

ジョージ・ミラー
1920年米国生まれの心理学者 (1920-2012)。1956年論文「マジカルナンバー7±2」で短期記憶の容量限界を示し、20世紀心理学を支配していた行動主義に終止符を打つ認知革命を主導。チョムスキ

エリザベス・ロフタス
アメリカの認知心理学者(1944-)。1974年の自動車事故映像実験で「動詞の選択が目撃証言を変える」誤誘導効果を実証し、目撃証言の信頼性研究を確立した。1990年代の「回復記憶論争」では偽記憶の科学

ロバート・スタンバーク
アメリカの心理学者(1949-)。コーネル大学教授。知能三項理論(分析的・創造的・実用的)と愛の三角理論(情熱・親密・コミットメント)で知られ、APA会長も務めた。20世紀被引用上位60位。一方、20

ハワード・ガードナー
アメリカの発達心理学者(1943-)。ハーバード大教授、プロジェクト・ゼロ責任者として認知発達と教育を架橋した。1983年『Frames of Mind』で言語・論理数学・音楽・空間・身体運動・対人・

アーロン・ベック
アメリカの精神科医(1921-2021)。ペンシルベニア大学精神医学教授として精神分析から出発しながら1960年代にうつ病の認知療法を創始し、自動思考と認知の三徴(自己・世界・未来への否定)を理論化し

アルバート・エリス
アメリカの臨床心理学者(1913-2007)。1955年に論理療法(Rational Therapy)を発表し、後に理性感情行動療法(REBT)へと改称、ABCモデルと非合理的信念の概念で認知行動療法

ダニエル・カーネマン
イスラエル・アメリカの心理学者・行動経済学者 (1934-2024)。エイモス・トヴェルスキーとの長年の共同研究で「ヒューリスティクスとバイアス」プログラム、Prospect Theory (1979

ハンス・アイゼンク
ドイツ生まれの英国の心理学者(1916-1997)。キングス・カレッジ精神医学研究所教授として、外向性・神経症傾向・精神病傾向からなるPENモデルを提示し、性格を生物学的に説明する科学的人格研究を確立

スティーヴン・ピンカー
カナダ生まれのアメリカ合衆国の認知心理学者・言語学者 (1954-)。ハーバード大学心理学教授。『言語を生みだす本能』(1994)・『心の仕組み』(1997)・『暴力の人類史』(2011)・『21世紀

ウォルター・ミシェル
オーストリア生まれのアメリカの心理学者 (1930-2018)。1968年『Personality and Assessment』でパーソナリティ理論の根本前提を揺るがし、1960年代後半開始のマシュ
developmental

ハリー・ハーロウ
アメリカの心理学者(1905-1981)。アカゲザルを使った代理母実験(1958)で、乳児が栄養より身体接触を選ぶことを示し、ボウルビィの愛着理論に実証的基盤を与えた。一方で「絶望のピット」「レイプ・

ジャン・ピアジェ
スイスの発達心理学者・発生的認識論の創始者(1896-1980)。軟体動物学から出発したが、ビネー知能検査の採点中に「子どもの誤り方は大人と質的に違う」と気づき、認知発達の段階説を構築した。同化と調節

レフ・ヴィゴツキー
ベラルーシ生まれのソビエト連邦の心理学者 (1896-1934)。わずか10年余の研究活動で発達心理学・教育・芸術心理学・障害学の広域を切り拓き、「最近接発達領域 (ZPD)」「文化歴史的活動理論」「

ローレンス・コールバーグ
アメリカの発達心理学者 (1927-1987)。ピアジェの認知発達理論を道徳判断へと拡張し、慣習以前・慣習・脱慣習の3水準6段階という「道徳性発達理論」を提示した。ハインツのジレンマで知られ、ハーバー

エリク・H・エリクソン
ドイツ生まれのアメリカの発達心理学者・精神分析家 (1902-1994)。「アイデンティティ」「アイデンティティ危機」の語を生み、人生を8段階の心理社会的発達として描いた。アンナ・フロイトの薫陶を受け

ジョン・ボウルビィ
英国の児童精神医学者・精神分析家 (1907-1990)。動物行動学と精神分析を架橋し、乳幼児と養育者の絆を進化生物学的に説明する「愛着理論」を構築した。WHO報告書 (1951) と三部作『Atta

メアリー・エインスワース
米国・カナダの発達心理学者 (1913-1999)。師ボウルビィの愛着理論を実証研究で確立した。1965年考案の「Strange Situation 手続き」で乳児の愛着行動を観察し、安全型・回避型・
experimental

ヴィルヘルム・ヴント
ドイツの生理学者・哲学者・心理学者 (1832-1920)。1879年ライプツィヒ大学で世界初の心理学実験室を開設し、心理学を独立した経験科学として確立した「実験心理学の父」。生涯著作5万ページ超、世

テオドール・リップス
ドイツの哲学者・心理学者(1851-1914)。ミュンヘン大学教授として「感情移入(Einfühlung)」概念を心理学的・美学的に体系化し、芸術鑑賞の理論的基盤を築いた。フロイトに無意識の前駆的着想

ヘルマン・フォン・ヘルムホルツ
ドイツの生理学者・物理学者(1821-1894)。ポツダムで医学を修めたのち軍医として研究を始め、1847年『力の保存について』でエネルギー保存則を一般定式化、1849年に神経電気伝導速度を世界で初め

ヘルマン・エビングハウス
ドイツの実験心理学者(1850-1909)。バルメンの裕福な商家に生まれボン大学で哲学博士号を取得。記憶を初めて実験科学の対象とし、無意味綴り2300個を自ら被験体に朗誦して忘却曲線・学習曲線・分散効

アルフレッド・ビネー
フランスの心理学者(1857-1911)。知能検査の創案者として知られる。ソルボンヌ大学生理的心理学研究室室長を務め、1905年にテオドール・シモンとビネー・シモン尺度を発表、精神年齢の概念を導入して

フランシス・ゴルトン
イギリスの統計学者・心理学者(1822-1911)。ダーウィンの従兄として遺伝研究に着手し、相関係数と回帰直線を考案、双子法を発案して行動遺伝学を先駆けた個人差心理学と知能検査の祖である。同時に188

ヴォルフガング・ケーラー
ドイツ・アメリカの心理学者・ゲシュタルト心理学の創始者の一人 (1887-1967)。1913-17年テネリフェ島でチンパンジーが試行錯誤ではなく「洞察」によって問題を解くことを実証した。1933年ナ

ドナルド・ヘッブ
カナダの心理学者・神経心理学の創始者 (1904-1985)。1949年の代表作『行動の機構』で、同時に発火するニューロン同士の結合が強化されるという「ヘッブの法則」を提唱。脳機能から心理を説明する道
psychoanalysis

ジャン=マルタン・シャルコー
フランスの神経科医 (1825-1893)。サルペトリエール病院で33年にわたり臨床と教育に従事し、多発性硬化症やパーキンソン病の系統的記述を確立した「近代神経学の父」。火曜公開講義でヒステリーの催眠

ジャック・ラカン
フランスの精神科医・精神分析家(1901-1981)。「フロイトへ帰れ」を掲げ、ソシュール言語学と構造主義の道具で精神分析を読み替えた人物である。鏡像段階論、想像界・象徴界・現実界の三領域、無意識は言

アンナ・フロイト
オーストリア生まれの英国精神分析家(1895-1982)。フロイトの末娘として父の事業を継承し、児童精神分析と自我心理学の開拓者となった。『自我と防衛機制』(1936)は防衛機制の体系化で精神分析を一

メラニー・クライン
オーストリア生まれの英国の精神分析家(1882-1960)。ウィーンの裕福なユダヤ系家庭に生まれ、フェレンツィの分析を経て児童精神分析の道を開いた。玩具を用いる「遊戯療法」を発明し、対象関係論の主要創

カール・グスタフ・ユング
スイスの精神科医(1875-1961)、分析心理学(ユング心理学)の創始者。集合的無意識・元型・タイプ論(内向/外向)・共時性などの概念を構築し、神話・宗教・錬金術と臨床心理を架橋した。フロイトとの蜜

ジークムント・フロイト
オーストリアの精神科医(1856-1939)、精神分析の創始者。自由連想法と夢分析を臨床技法として確立し、無意識・抑圧・転移・エディプス・コンプレックスを核とする独自の心の理論を構築した人物である。イ

カレン・ホーナイ
ドイツ生まれの精神分析家・精神科医(1885-1952)。新フロイト派の中核としてフロイトの本能論と「ペニス羨望」を批判し、神経症の起因を文化・社会・親子関係に求めた。『現代の神経症的人格』(1937

アルフレッド・アドラー
オーストリアの精神科医(1870-1937)、個人心理学(アドラー心理学)の創始者。フロイトの水曜会に最初期から参加するも1911年に決別、劣等感の補償・共同体感覚・目的論・ライフスタイルを核とする独

エーリヒ・フロム
ドイツ系アメリカ人の社会心理学者・精神分析家・人本主義哲学者(1900-1980)。フランクフルト学派と新フロイト派を架橋し、ナチズムの心理機制を分析した『自由からの逃走』(1941)、近代人の疎外を
social

アルバート・バンデューラ
カナダ生まれのアメリカ心理学者(1925-2021)。スタンフォード大学で半世紀以上教鞭をとり、社会的学習理論と自己効力感の概念を打ち立てた人物である。1961年のボボ人形実験で観察学習を実証し、行動

スタンレー・ミルグラム
アメリカの社会心理学者(1933-1984)。ホロコーストとアイヒマン裁判に促され、1961年イェール大学で「権威への服従実験」を行った人物である。普通の人間が権威の命令で他者を傷つけうることを示した

ソロモン・アッシュ
ポーランド出身アメリカの社会心理学者・ゲシュタルト派 (1907-1996)。1951年スワースモア大学で行った「同調実験」で、明白に誤った多数派意見にも被験者の3分の1超が同調することを示した。印象

レオン・フェスティンガー
アメリカの社会心理学者 (1919-1989)。1954年に社会的比較理論、1957年に認知的不協和理論を提唱し20世紀の社会心理学を実験科学へ転換させた。1956年『予言がはずれるとき』では終末カル

ポーランド系ユダヤ人の社会心理学者 (1919-1982)。ナチスの捕虜収容所を生き延び家族の大半を失った経験から、偏見と集団間関係の研究に生涯を捧げた。1971年の最小集団パラダイム実験と弟子ジョン

フィリップ・ジンバルドー
アメリカの社会心理学者(1933-2024)。1971年スタンフォード監獄実験で「状況の力」を可視化し、後に『ルシファー・エフェクト』(2007)で善悪転換のメカニズムを説いた一方、Le Texier

クルト・レヴィン
ドイツ・アメリカの心理学者・現代社会心理学の父 (1890-1947)。ゲシュタルト心理学を社会領域に応用し、人の行動は「個人と環境の関数」B=f(P,E) であると公式化。1933年ナチス迫害でアメ




