古来、文書は多く竹簡に編まれ、絹織物を用いるものを紙と呼んだ。絹は高価で竹簡は重く、いずれも不便であった。そこで倫は考案し、樹皮・麻くず・古い布・魚網をもって紙を作った。
自古書契多編以竹簡,其用縑帛者謂之為紙。縑貴而簡重,並不便於人。倫乃造意,用樹膚、麻頭及敝布、魚網以為紙。
発明家
蔡倫
後漢時代の宦官・蔡倫(63年頃-121年)は、樹皮・麻くず・破れた魚網などの廃材から実用的な紙を製造する方法を確立し、105年に和帝に献上した。「蔡侯紙」と呼ばれたその紙は竹簡より軽く絹より安価で、知識の記録と流通を根本から変えた。人類文明の基盤を築いた四大発明の一つである。
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出典: 後漢書 蔡倫伝Verified